2、計画要綱は都市・農村をカバーする社会保障システムの確立・整備を提起している。今後5年間、新しいタイプの農村年金保険は全面カバーをはかる必要がある。昨年のカバー率は24%で、温家宝首相は5日の政府活動報告の中でこれを今年40%にし、2015年に全面的カバーを実現するとした。都市部(町を含む)住民の年金保険制度が現在なく、確立すべきで、現在は都市部労働者のものしかない。都市部の基本年金保険加入者を新たに1億人増やし、また年金を徐々に増やす必要がある。
3、医療保障については全人民の基本医療保障享受を打ち出しており、都市と農村の三つの基本医療保険(都市部勤労者、都市部住民、農村協同)加入者を新たに6000万人増やし、政策範囲内の医療保険基金の支払い水準を70%以上に高めなければならない。
4、今後5年間に都市部の低所得者向け福祉的住宅を3600万戸建設する。今年が1000万戸、来年が1000万戸で、その後3年間に1600万戸を建設し、福祉的住宅のカバー率を20%にする。同時に「12・5」計画要綱は都市部低所得層の住宅難世帯に対して低家賃住宅を提供する制度の実施を明確にしている。また都市部の所得が中レベルより下の住宅難世帯に対して公的賃貸住宅を保障するとし、中高所得世帯に対しては賃貸と購入を組み合わせた分譲住宅制度を実施するとしている。
(新華網日本語)