(二)政府系基金予算の執行状況
2010年度全国(中央と地方)政府系基金の収入は3兆5781・94億元、全国政府系基金の支出は3兆2582・64億元であった。そのうち中央政府系基金の収入は3175・57億元(予算の124・3%)だった。地方レベルの政府系基金の収入は3兆2606・37億元(同201・9%)だった。うち国有地使用権譲渡収入は2兆9109・94億元(同213・2%)。地方の政府系基金の支出は3兆0298・59億元(同175%)だった。うち国有地使用権譲渡収入からの支出は2兆6975・79億元。
(三)中央国有資本経営予算の執行状況
2010年度に中央企業国有資本収益558・7億元(予算の132・7%)を受け入れた。中央国有資本経営支出は563・43億元だった。
(四)積極的な財政政策の実施状況
都市・農村住民の所得を高め、個人の消費需要を拡大した。政府の公共投資をうまく計上、使用し、投資構造を最適化した。構造的減税政策(注)を実行に移し、企業の投資と個人の消費を誘導した。
(五)財政・税制改革の進展状況
移転支出構造を改善し、一般的移転支出の規模と比率を高め、特定移転支出項目を統合、整理した。少数民族地区の移転支出の方法を充実させ、生態機能区の移転支出制度を整え、資源枯渇都市の移転支出規模を徐々に拡大した。県クラスの基本財源保障の仕組みを作り、整え、末端政府の公共サービス保障能力を強めた。財政予算を健全化し、中央と地方の政府系基金予算を全面的に編成し、国有資本経営予算制度の実験範囲を引き続き拡大し、社会保険基金予算の試験的編成をスタートさせた。