金融体制改革の深化では、金融の改革、開放と発展を全面的に推進して、「組織が多様化し、サービスの能率が高く、監督・管理が慎重で、リスクを制御できる」金融システムを築く。金融機関の改革を深め、多段階の金融市場体系づくりを加速する。さらに金融調節・統制(コントロール)の仕組みをより完全にし、金融監督管理を強化する。
資源性産品(注)価格と環境保護費徴収の改革では、市場の需給関係、資源の稀少度及び環境破壊コストを柔軟に反映できる資源性産品の価格形成メカニズムを導入、整備して、構造調整、資源節約と環境保護を促進する。資源性産品の価格形成メカニズムをより完全にし、引き続き水料金改革を進め、電気料金改革を積極的に進め、一般家庭の電気、水の段階料金制度を積極的に進め、資源税の税負担を適当に引き上げる。環境保護のための費用徴収制度の改革を進める。また資源・環境の財産権取引の仕組みを作り、整える。
注 石油、天然ガス、水、土地、電力、石炭など産業チェーンの川上段階に位置し、生産や製造の基礎となる資源的性格の生産物。人間が生存するための基本的条件、経済・社会の発展に不可欠な物質的基礎で、しかも大多数が有限であって、社会・経済の発展に伴い徐々に減っていくとされている。
(新華網日本語)