【新華社北京3月6日】第12次国民経済・社会発展5カ年計画要綱(草案)は、「改革の堅塁攻略 社会主義市場経済体制の整備」を独立の一編とし、その中で諸々の改革の堅塁攻略任務を提起している。
計画要綱(草案)は、より大きい決意と勇気をもって、各分野の改革を全面的に推進し、改革の概念設計と基本計画を一層重視し、改革の優先順位と重点任務を明確にし、総合・付帯改革試験を深化させ、各方面の積極性を一段と引き出し、大衆の創造精神を尊重し、経済体制改革を強力に推進し、政治体制改革を積極的かつ着実に進め、文化体制、社会体制改革を加速し、重要な分野とカギとなる段階で突破(ブレークスルー)的な進展がみられるようにするとしている。
基本経済制度を堅持し、より完全にする面で、計画要綱(草案)は、さまざまの所有制経済が法に基づいて生産要素を平等に使用し、市場の競争に公平に参加し、同等に法的保護を受ける体制上の環境を整えること、また国有企業の改革を深化させ、国有資産の管理体制をより完全にし、非公有制経済の発展を支援、誘導することを打ち出した。
行政体制改革の推進では、機能の転換、関係の正常化、構造の改善、効率の向上の要求に従って、法治政府とサービス型政府の確立を急ぐ。また政府の機能転換を速め、科学的民主的意思決定の仕組みを整備し、政府の業績管理・行政問責制度を推進し、事業体の個別改革を加速するとしている。
財政・租税体制の改革加速では、各級政府間の財政分配関係を正常化し、公共財政システムを整え、予算制度と租税制度をより完全にし、経済発展パターンの転換に役立つ財政・租税体制を積極的に築く。また財政体制改革を深化させ、予算管理制度を充実させ、租税制度を改革し、より完全にする。