ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で受講生を指導するヒメットさん(左)。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
【新華社ベルリン12月15日】ユーラシア大陸を隔てた中国とドイツで、武術が文化の架け橋となっている。
ドイツ・ベルリン在住のイスメット・ヒメットさんは、「遊理漢」という中国語名を持ち、なめらかに中国語を話す。1991年から中国武術を学び始め、2000年に初めて中国を訪れ師匠の下で研さんを積んだ。2006年からはドイツで中国武術の指導者としてフルタイムで働いている。ヒメットさんの教室では、武術は単なる技法の体系だけではなく、生き方や思考法でもあるという考えが浸透している。
上海歴史武術クラブで受講生を指導する佘予然さん(左)。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
中国四川省出身で上海市在住の佘予然(しゃ・よぜん)さんは、大学時代に西洋剣術(HEMA)と出合い、ドイツ古典剣術から研究を始め、中世の武器や技に精通した。15年、仲間と共に上海歴史武術クラブを設立。コースにはヨーロッパ長剣、軍刀、剣盾などがあり、現在、会員は200人余り、半数以上がドイツ剣術を学んでいる。
ヒメットさんはドイツの人々が中国武術を深く理解できるようにし、佘さんは中国の若者にドイツ剣術の魅力を伝えている。ユーラシア大陸を隔てて、2人はそれぞれの方法で武術を文化の架け橋にしている。
ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で中国カンフーを披露するヒメットさん。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で受講生が練習する様子をスマートフォンで記録するヒメットさん(左)。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で武術を練習する受講生(鏡に写った姿)。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で、中国武術の組手「推手」を練習する受講生。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で受講生に推手を指導するヒメットさん(奥左)。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
ドイツ・ベルリンの「玄」武術館で撮影した太極剣。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
ヒメットさんが掲載された武術雑誌。(11月13日撮影、ベルリン=新華社記者/張豪夫)
中国でカンフーを練習するヒメットさんの写真。(ベルリン=新華社配信)
上海歴史武術クラブの入り口。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブに並ぶドイツ武術で使用する器具や設備。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブで受講生を指導する佘予然さん(左)。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブの器具で練習する佘予然さん。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブで仲間と稽古の準備をする佘予然さん。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブで仲間と長剣の稽古をする佘予然さん。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブで稽古する会員たち。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブで行われる剣盾コースの授業。(11月22日撮影、上海=新華社記者/劉穎)
上海歴史武術クラブで、ドイツから来た講師による授業を受けた後、集合写真を撮る受講生ら。(上海=新華社配信)