中国商務部、米国に「話し合いの誠意」求める 対中制限措置めぐり

中国商務部、米国に「話し合いの誠意」求める 対中制限措置めぐり

新華社 | 2025-10-14 17:32:15

 【新華社北京10月14日】中国商務部の報道官は14日、米国がこのほど追加関税などの対中制限措置を発表したことについて、米国は一方で話し合いを求めながら、他方で新たな制限措置を打ち出すと脅迫することはできず、これは中国と付き合う正しい道ではないと強調した。さらに米国に対し、誤った措置を直ちに改め、話し合いの誠意を示し、中国と互いに歩み寄るよう求めた。

 報道官は次のように述べた。中国はすでに、米国が中国に対して100%の追加関税などの制限措置を取ると脅していることについて、立場を明らかにしている。中国が発表したレアアースなど関連品目への輸出規制は、法律・法規に基づき、自国の輸出管理体制を整備するための正当な措置だと改めて強調したい。

 中国は責任ある大国として、自国の安全と国際的な共同の安全を一貫して守ってきた。中国の輸出管理は輸出の禁止ではなく、規定に合致する申請に対しては従来通り許可し、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安全と安定を共に守っていく。

 中国は措置の発表前、二国間輸出管理対話メカニズムを通じて米国側に通知していた。これに対し、米国は長期にわたり国家安全保障の概念を拡大し、輸出規制を乱用して中国に対し差別的な措置を講じてきた。特に(9月の)中米マドリード経済・貿易会談以降も、米国は一連の対中制限措置を相次いで打ち出し、中国の利益を著しく損なうとともに、双方の経済・貿易会談の雰囲気を大きく損ねている。中国はこれに断固反対する。

 関税戦争や貿易戦争に関する中国の立場は一貫している。戦うなら、最後まで付き合う。話し合うなら、扉は開かれている。中米は広範な共通利益と協力スペースを有しており、協力すれば双方に利があり、争えば共に傷つく。過去4回の経済・貿易協議は、相互尊重と平等な協議を基礎として、問題解決の道を見いだせることを十分に示している。中米経済・貿易協議メカニズムの枠組みの下で、双方は引き続き意思疎通を保っており、昨日も実務レベルでの協議を行った。

 米国は一方で話し合いを求めながら、他方で新たな制限措置を打ち出すと脅迫すべきではない。これは中国と付き合う正しい道ではない。中国は米国に対し、誤った措置を直ちに改め、話し合いの誠意を示し、中国と互いに歩み寄り、両国首脳の電話会談での共通認識を指針とし、苦労して勝ち取った協議の成果をしっかりと守るよう求める。中米経済・貿易協議メカニズムの役割を引き続き発揮させ、対話を通じて互いの関心事項を解決し、意見の相違を適切に管理し、中米経済・貿易関係の健全で安定した持続可能な発展を促すべきだ。

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