フィンランドの大学生、山東省の大学と企業を訪問し交流

フィンランドの大学生、山東省の大学と企業を訪問し交流

新華社 | 2025-03-25 16:34:21

山東省済南市の化粧品メーカーを訪問中のフィンランドのタンペレ応用科学大学の学生。(3月13日撮影、済南=新華社記者/簫海川)

 【新華社済南3月25日】中国山東省済南市にある斉魯工業大学 (山東省科学院)を交流訪問しているフィンランドの大学生たちがこのほど、同市にある化粧品企業を見学した。

 ルーサ・クピさんはタンペレ応用科学大学の4年生で、3月中旬に13人のクラスメートと共に斉魯工業大学にやって来た。訪問した化粧品企業では生産環境と機械設備が「視野を広げてくれた」という。

 北欧の若者たちは滞在中、大学の実験室や化学メーカーを訪問し、化粧品製造やグリーン(環境配慮型)製紙技術、セラミックの研究開発について学んだほか、口紅やせっけん作りに挑戦し、本場の山東料理を味わった。山東省には、ヒアルロン酸やアルギン酸ナトリウム、ボタン、バラなどの化粧品生産原料となる資源があり、訪問研究は実践的な内容に富んだものとなった。

斉魯工業大学(山東省科学院)の実験室を見学するフィンランドのタンペレ応用科学大学の代表団。(済南=新華社配信)

 タンペレ応用科学大学でバイオものづくりを専攻するラスムス・ヘイノさんは「フィンランドと中国は遠く離れており、文化的にも異なるが、今回の訪問で中国の同年代の若者と友情を築くことができた」といい、中国人のフレンドリーさや忍耐強さ、温かさが印象に残ったと振り返った。実際に見た様子が「これまでメディアを通じて知っていた中国とは全く違っていた」と印象を語った。

 斉魯工業大学 (山東省科学院)とタンペレ応用科学大学は2012年以来、共同で400人近くの若い人材を育成してきた。双方は24年10月、中国とフィンランドの交流を促進し、資源の共有と文化の融合を実現するための国際プラットフォームとすべく、「中国・フィンランドイノベーション教育センター」を設立した。(記者/簫海川)

化粧品の手作り体験をするフィンランドの大学生。(済南=新華社配信)

中国企業が製造した化粧品について学ぶ、交流で中国を訪問中のフィンランドのタンペレ応用科学大学の学生。(3月13日撮影、済南=新華社記者/簫海川)

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