20日、日壇公園で開催された春分の伝統儀礼イベント。(北京=新華社配信)
【新華社北京3月23日】中国北京市内の日壇公園では春分の日の20日、清朝の作法にのっとった伝統儀式が開かれた。衣装や小道具、楽器が再現され、日壇の祭事の作法や音楽が披露された。数百人の役者が伝統衣装をまといさまざまな役柄を演じ、清朝の盛大な春分の祭典を再現した。
春分の祭礼は古代中国における重要な祭祀(さいし)活動の一つとされる。古代中国における華夏族の祖先の太陽神崇拝に由来し、周王朝から明清王朝まで受け継がれた。日壇は明の嘉靖9(1530)年に建造され、明清両王朝の皇帝が太陽神を祭るための場として使用された。
20日、祭壇で太陽神への祭儀を執り行う皇帝役。(北京=新華社配信)