カトマンズに中国・ネパール失明予防協力センター開設

７日、中国・ネパール失明予防協力センターのプレート除幕を行う中国・ネパール両国の来賓。（カトマンズ＝新華社配信）

   【新華社カトマンズ３月１０日】ネパールの首都カトマンズに７日、中国・ネパール失明予防協力センターが開設された。センターは中国が建設を援助したカトマンズ公務員病院にあり、中国から眼科設備・機器の提供を受けた。

７日、関連式典であいさつするＳＣＯ善隣友好協力委員会の崔麗副主席。（カトマンズ＝新華社配信）

   上海協力機構（ＳＣＯ）善隣友好協力委員会の崔麗（さい・れい）副主席は関連式典で、中国はセンター設立を新たな起点としてネパールの眼科医療従事者に対する研修を継続し、協力範囲を緑内障、眼底疾患など視力に大きく影響する疾病へと徐々に広げ、中国・ネパール両国の失明防止分野で交流・協力を深めていくと表明した。

   ネパールはＳＣＯの対話パートナー国となっている。中国は２０２２年９月に開催されたＳＣＯ加盟国首脳理事会第２２回会議で、以後３年間に加盟国の市民を対象とした２千例の白内障手術を無償で実施すると発表した。

７日、中国が寄贈した眼科設備を見学する中国・ネパール両国の来賓。（カトマンズ＝新華社配信）