麦積山石窟壁画の創作模写作品を公開　中国甘粛省

   【新華社蘭州３月３日】中国甘粛省蘭州市の甘粛簡牘（かんどく）博物館で２月２５日、麦積山石窟壁画芸術特別展が開幕し、多くの観光客が同石窟壁画のさまざまな模写作品を鑑賞に訪れている。

   会期は３月１１日までで、敦煌研究院麦積山石窟芸術研究所の楊暁東（よう・ぎょうとう）副研究館員とプロジェクトチームが長年にわたり研究し、復元的、創作的に模写した１３０点余りが展示されている。

   同省天水市麦積区にある麦積山石窟は中国四大石窟の一つで、「東方彫塑芸術陳列館」とも呼ばれる。石窟内には千平方メートル余りにわたって壁画が描かれ、北魏時代（３８６～５３４年）、西魏時代（５３５～５５６年）、北周王朝（５５７～５８１年）、隋唐時代（５８１～９０７年）など複数の王朝時代に及ぶ。