【新華社北京2月19日】中国物流購買連合会がこのほど発表した1月の中国電子商取引(EC)物流指数(EC大手・京東集団<JDドットコム>との合同調査)は109・2で、前月より3・5ポイント低下した。サブ指標のうち、総業務量指数、農村業務量指数、契約履行率指数、従業員指数、満足度指数、積載率指数、在庫回転率指数、物流効率指数、コスト指数がやや低下した。
総業務量指数は前月比7・5ポイント低下の123・4だった。地域別にみると、全ての地域でやや下落し、中でも中部の下げ幅が8・1ポイントで最大となった。
農村業務量指数は8・5ポイント低下の120・8だった。全ての地域でいくらか下落し、中部の下げ幅が9・1ポイントで最も大きかった。
春節連休期間(1月28日~2月4日)の宅配便の一部配送停止、帰省などが響き、在庫回転率指数は2・0ポイント低下した。満足度指数は1・3ポイント、従業員指数は3・0ポイントそれぞれ下落し、EC物流企業の供給力が低下したことを示した。
業務量の減少が響き、積載率指数は4・8ポイント下がった。物流効率指数は5・0ポイント、契約履行率指数は4・1ポイントそれぞれ低下し、ともに100を割り込んだ。EC物流企業のサービスの効率性は業務量に応じて変化し、前年同月からほぼ横ばいとなった。
春節連休を受け、多くのネットショップが営業を一時停止または臨時閉店し、オンラインプラットフォームも店舗が連休期間中に出荷を一時的に中止することを認める通知を出した。1月のEC物流指数には季節的な要因による落ち込みがみられ、総業務量指数と農村業務量指数が低下した。供給サイドでは、多くの宅配会社が営業を続け、連休期間中の宅配便受取・発送への対応に全力を挙げた。だが、輸送力の手配が制約を受けたこと、極端な天気の変化などさまざまな要因が重なり、配達の時間的効率に大小の影響を与えた。これにより、物流効率、契約履行率、積載率、在庫回転率、満足度、従業員の指数はいずれも下落した。