国内外の美しい花々が、年越し経済の成長を促進 北京市

国内外の美しい花々が、年越し経済の成長を促進 北京市

新華社 | 2025-02-13 10:23:02

北京花卉交易センターの一角。(1月6日撮影、北京=新華社記者/羅鑫)

 【新華社北京2月13日】中国北京市豊台区にある植物園、世界花卉(かき)大観園では春節(旧正月)連休中、コチョウラン数千鉢による「花の滝」が来園者の人気撮影スポットとなった。

 アマリリスを主役とした新年フラワーフェスティバルも開催され、世界のアマリリス35品種、約千株が一堂に会した。同園を運営する北京花郷世界花卉大観園の石文芳(せき・ぶんほう)総経理は「これほど多くのアマリリスを展示するのは初めて。輸入品種が約半数を占めている」と紹介し、連休中の来園者数が前年同期比20%増の延べ約3万5千人に上ったと明らかにした。

 データでは、今年の春節連休中、延べ937万9800人が北京市内の公園を訪れた。

北京花卉交易センターの一角。(1月6日撮影、北京=新華社記者/羅鑫)

 石氏によると、アマリリスは南米原産で鉢植えだけでなく高級切り花としても流通している。商品用の花は高さがおよそ20~50センチで、食卓などに飾るのに適している。

 園内では国産品種と輸入品種の花が互いに引き立て合い、美しさにあふれていた。フラワーフェスティバルの会場に設置された展示パネルによると、アマリリスの一重咲き品種はオランダやペルー、日本のものがあり、八重咲き品種は国産の「南海姑娘」が注目を集めた。

 商社、北京花商薈(かしょうわい)国際貿易の商品開発担当者の高帥印(こう・すいいん)さんは今年の春節連休前、目の回るような忙しさだったという。「昨年11月にオランダから仕入れたワックスがけアマリリス2千株余りが好評を博したことから、節連休前には同種を箱詰めして山東省や四川省、上海市などに出荷する作業にも追われた」と語った。

北京世界花卉大観園で開かれた新年フラワーフェスティバルで展示されたアマリリス。(1月6日撮影、北京=新華社記者/羅鑫)

 年越し商戦における花卉市場のにぎわいは、春節消費の活力も示した。北京市豊台区にある新発地花卉市場では、国内外の花卉がネットと実店舗を問わず活発に取り引きされた。

 花卉販売会社、北京花籃子(からんし)科技の責任者、劉夢(りゅう・む)さんは「春節連休前の期間からこれまでに、アマリリス5万株余りがほぼ完売した。『年宵花』(年越しに飾る花)の総売上は前年同時期より30%増えた」と語った。輸入品ではペルー産アマリリスのほか、近ごろはエクアドル産のバラやオランダ産のチューリップなども売れ行きが好調だという。(記者/羅鑫)

北京世界花卉大観園で開かれた新年フラワーフェスティバルで展示されたワックスがけアマリリス。(1月6日撮影、北京=新華社記者/羅鑫)

北京世界花卉大観園で開かれた新年フラワーフェスティバルで展示されたアマリリス。(1月6日撮影、北京=新華社記者/羅鑫)

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