中国企業、ギニアビサウの漁業発展に寄与

中国企業、ギニアビサウの漁業発展に寄与

新華社 | 2025-02-08 15:42:28

   2日、ビサウにあるバンディム漁業埠頭漁の水産物市場。(ドローンから、ビサウ=新華社記者/司源)

   【新華社ビサウ2月8日】西アフリカのギニアビサウは大西洋の最も重要な漁場の一つで、沿岸部の大陸棚の長さは160キロ、排他的経済水域(EEZ)は約7万平方キロに及ぶ。キュウリウオやタイショウエビ、イセエビ、カニ、軟体動物などの海産物が豊かで、年間漁獲量は30万~35万トンに上る。ギニアビサウは自国の遠洋漁船を所有しておらず、外国漁船に漁業許可証を発行することが主な外貨獲得源の一つとなっている。

   2日、ビサウ中水集団遠洋が建設した水産物加工・貯蔵総合施設。(ドローンから、ビサウ=新華社記者/司源)

   中国政府とギニアビサウ政府は1984年8月に漁業協力協定を締結した。85年5月には中国遠洋漁業大手の中水集団遠洋が派遣した第1陣の遠洋漁船団がギニアビサウに到着した。

   40年近くの発展を経て、中水集団遠洋のギニアビサウ事務所は絶えず規模を拡大し、今ではトロール船15隻、従業員242人を抱える。中国の遠洋漁業の発展を後押しするとともに、現地経済の発展も積極的に促している。同社の現地事務所はこれまでに1千人以上の船員と管理スタッフを雇用、訓練し、地元の漁民に現代的な漁業技術を積極的に教えた。

   23年5月には中国企業が建設を支援するバンディム漁業埠頭プロジェクトが正式に引き渡された。中水集団遠洋は水産物加工・貯蔵総合施設を埠頭近くに建設し、同年に供用も開始した。施設の敷地面積は約4千平方メートルで、現時点でギニアビサウ最大の現代的漁業加工工場となっており、稼働後は同国の人々に低価格の水産加工品を供給し続けている。

   現地事務所に務めるイスマイラ・ドジャロさんは「漁業はギニアビサウの基幹産業の一つだ。中国の支援により、自国の漁業資源の恵みを人々にもたらすことができるようになった」と述べた。(記者/司源)

   2日、ビサウにあるバンディム漁業埠頭漁の水産物市場。(ドローンから、ビサウ=新華社記者/司源)

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