【新華社北京1月26日】中国工業・情報化部の張雲明(ちょう・うんめい)副部長は21日、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、研究開発投資額で世界上位2500社に入る企業のうち、中国の工業企業が570社余りと4分の1近くを占めたと明らかにした。
中国には現在、国の優遇措置を受けるハイテク企業数が46万3千社あり、一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約21円)以上のハイテク企業は16万9千社に上る。
記者会見資料によると、中国は重要な中核技術の難関攻略を強化し、製造業の重点産業チェーンの質の高い発展行動を深く実施。産業基盤の再構築プロジェクトと重要技術設備の難関攻略プロジェクトが統一的に進められ、製造業のイノベーション能力がさらに高まった。
24年は新型エネルギー貯蔵、分子薬物、エンボディドAIロボット(Embodied=身体性を有する)などの分野で国家級製造業イノベーションセンターを5カ所新設。製造業パイロット試験プラットフォームの建設は全国で2400カ所を超え、一定規模以上の工業企業15万社以上がパイロット試験を実施した。全国の技術契約成約額は前年比約11・2%増の6兆8千億元超となった。
張氏は、今後も関係部門と協調・協力を深め、産業発展のニーズをけん引役、企業を主体として科学技術イノベーションと産業イノベーションの深い融合を推進し、イノベーションシステムの全体効率を高めていくと語った。