スイミツトウの里で年越し市開催 中国江蘇省

スイミツトウの里で年越し市開催 中国江蘇省

新華社 | 2025-01-21 15:38:59

18日、年越し市でスイミツトウのぬいぐるみを販売する若者。(無錫=新華社記者/何磊静)

   【新華社南京1月21日】スイミツトウ(水蜜桃)の産地として知られる中国江蘇省無錫市陽山鎮で18日、春節(旧正月、今年は1月29日)に向けた年越し市が開かれ、にぎやかな雰囲気で近隣住民や観光客を引き付けた。

   屋台には小麦粉生地を焼いた手作りの「麦餅」や草団子、春節に食べる餅などに加え、煮込み料理で桃の樹脂と豚のもも肉を使う「桃膠肘子」、桃の樹脂とシロキクラゲを入れる「桃膠銀耳羹」なども並び、来場客は地元の味を楽しんだ。伝統舞踊の陽山馬灯や女形の演劇、腰鼓なども披露され、豊かな地域色を感じさせた。

18日、年越し市で竜舞を披露する陽山鎮の高齢者グループ。(無錫=新華社記者/何磊静)

   同鎮の昨年のスイミツトウ生産量は3万5千トンに上り、生産額は約10億元(1元=約21円)、桃関連の産業全体で20億元を超えた。桃の栽培・販売と観光の融合にも力を入れ、特色ある事業を打ち出し、昨年は230万人以上の観光客を受け入れた。訪れた人は桃にまつわる文化を知り、農家の食事や住居、農作業などを体験できる。

   年越し市の周辺にカフェや民宿、美術館などがあり、交流サイト(SNS)で話題となった。カフェの店長、万佳煒(ばん・かい)さんは「週末や休日はコーヒーを飲み、読書をする地元住民や観光客でにぎわう」と話した。桃をテーマにしたコーヒー飲料やデザートを開発して好評を得ているという。(記者/何磊静)

 18日、年越し市で手作りの食品を販売する陽山鎮の住民。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、陽山鎮の年越し市の様子。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、陽山鎮の美術館で展示されている巳年をテーマにした子どもの絵。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、年越し市で手作りの食品を販売する陽山鎮の住民。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 陽山鎮で販売されているスイミツトウ。(2024年7月6日撮影、無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、年越し市で手作りの餅を薦める子どもたち。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、陽山鎮にある民宿。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 陽山鎮を訪れた観光客。(2024年3月29日撮影、無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、陽山鎮に設置されている新春の装飾品。(無錫=新華社記者/何磊静)

 

 18日、年越し市の会場で糖画(あめ細工)作りを教わる子ども。(無錫=新華社記者/何磊静)

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