独特な景観が目の前に広がる鶏窩渡村。(8月7日撮影、桂林=新華社記者/藍建中)
【新華社桂林12月13日】中国広西チワン族自治区桂林市を流れる漓江の一帯は、カルスト地形の独特の自然景観で知られ、市南部の陽朔県までの川下りなどが国内外の観光客に根強い人気を誇っている。同県を流れる漓江の支流、遇竜河の一帯でも観光資源の開発が進み、遇竜河国家級観光リゾート区にある鶏窩渡村はネット上でも評判の高い人気の村となっている。
陽朔県政府は2019年7月、遇竜河国家級観光リゾート区を中心に、44の自然村で総合的な環境整備を実施。山々の懐に抱かれた形がニワトリの巣のように見えることが名の由来になったという鶏窩渡村は最初の整備対象となった。面目を一新した同村は、民家を改築した民宿産業が盛んになり、陽朔の「民宿村」として知られるようになった。
村内には現在、施設の整った高級民宿や村民が経営する民宿が30軒以上ある。村の住民170世帯600人余りのうち300人以上が遊覧竹いかだや民宿、農家体験などの観光業に従事し、村民の収入は大幅に増加した。同村は20年8月、中国文化・観光部の第2次「全国郷村旅游(農村観光)重点村」に選ばれている。(記者/藍建中)
民宿のベランダから眺めた山々。(8月7日撮影、桂林=新華社記者/藍建中)
鶏窩渡村にあるハス池。(8月7日撮影、桂林=新華社記者/藍建中)
遇竜河のほとりにそびえ立つ仏面山。山頂部の露出した岩肌が仏の顔に似ているとその名が付いた。(8月7日撮影、桂林=新華社記者/藍建中)
民宿の屋上のプール越しに見た山々。(8月7日撮影、桂林=新華社記者/藍建中)