5日、東京で行われた寄贈式。(東京=新華社記者/楊光)
【新華社東京12月9日】中国国際航空の日韓地区支社は5日、在日華人・華僑や日本の国民がより良い救援活動を行えるよう、在日中国人のボランティア団体「龍在日華人援助協会」に災害備蓄物資を寄贈した。
寄贈式には在日中国大使館の陳巍(ちん・ぎ)公使参事官兼総領事、中国国際航空日韓地区支社の馮力(ふう・りき)支社長、龍在日華人援助協会の劉勇(りゅう・ゆう)会長らが出席。寄贈された物資には、救援指揮用テントや担架、救援用ユニフォーム、降下用ロープ、通信機器などが含まれる。
5日、中国国際航空が寄贈した災害備蓄物資。(東京=新華社記者/楊光)
陳氏は、今年1月の能登半島地震で龍在日華人援助協会が救援チームを組織して被災地入りしたことに感銘を受けたと述べ、同協会が寄贈された機材を活用して今後も在日華僑の同胞や日本の人々により良い支援を行い、中日友好により多く貢献するよう期待を寄せた。
5日、東京で行われた寄贈式で、救援チームのユニフォームに中国国際航空のロゴマークを取り付け、メンバーと記念撮影する中国国際航空日韓地区支社の馮力支社長(前列左)。(東京=新華社記者/楊光)
馮氏は、今回の寄贈は同社が社会的責任を果たす一環であり、今後も日本の公益事業で積極的な役割をより多く果たせるよう努めていくと表明。救援チームに対し、今後も実際の行動で「大愛」の精神と中国の伝統的美徳を伝えてほしいと語った。
5日、寄贈式であいさつする龍在日華人援助協会の劉勇会長。(東京=新華社記者/楊光)
龍在日華人援助協会は2021年9月に設立され、同年10月に救援チームを立ち上げた。日本の民間救援チームと良好な協力関係を維持し、専門的な訓練や協同救援などで協力を深めている。能登半島地震では救援チームが何度も被災地へ水餃子などの救援物資を届け、各界から高く評価された。(記者/楊光)