新疆に「天山実験室」開設　石炭技術の研究開発に重点

   【新華社ウルムチ１１月２７日】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市にこのほど、自治区の石炭工業が抱える技術的問題を解決する研究施設「天山実験室」が開設された。中国工程院の院士（アカデミー会員）チームが主導して設立。名称は新疆から中央アジアに広がる天山山脈にちなむ。

   自治区の科学技術部門によると、実験室は新疆の豊富な石炭資源と地理的優位性に依拠し、石炭の安全でスマート化された採掘▽クリーンで高効率な加工と利用▽鉱区水資源の保護と生態修復▽石炭と再生可能エネルギーの融合▽炭層メタン資源の探査と開発－などの重要分野の研究に重点を置く。

   現在は新疆大学、新疆工程学院、昌吉学院の３大学から支援を受けており、複数の国内大型企業も参加の意欲を示している。