世界デジタル貿易博覧会、カザフスタンにとって重要な機会に

世界デジタル貿易博覧会、カザフスタンにとって重要な機会に

新華社 | 2024-10-11 14:40:54

   【新華社杭州10月11日】カザフスタンデジタル開発・イノベーション・航空宇宙産業省のジャスラン・マディエフ大臣はこのほど、新華社の書面インタビューに応え、「第3回世界デジタル貿易博覧会は世界のデジタル経済強国と経験を交流し、カザフスタンと中国の経済関係を開拓する重要な機会だ」との見解を示した。

   第3回世界デジタル貿易博覧会は9月25~29日にかけて中国の浙江省杭州市で開催され、カザフスタンとタイが主賓国を務めた。マディエフ氏は「中国との協力を深め、国内市場とクロスボーダー貿易の成長を促進していきたい」との考えを示し、次のように述べた。

   カザフスタンは博覧会の主賓国を務めたことを光栄に思っている。これはデジタル経済とデジタル貿易の分野における国際協力強化に向けたわれわれの努力を示す重要な機会だった。われわれは今回の博覧会をカザフスタンのデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展状況を展示し、革新的なソリューションを提供し、国際協力を探るほかに無い機会だと見なしている。

   デジタル貿易に重点を置き、経済とイノベーションに関する交流を継続することがきわめて重要である。中国は物流やフィンテック、電子商取引(EC)など先進技術の開発と実践において豊富な経験を持つ。カザフスタンには戦略的な地理的優位性があるほか、イノベーションに積極的で、中国企業が中央アジアと欧州市場を開拓する上で重要なパートナーになれる。

   カザフスタンは新たな物流センターの建設やデジタル技術を活用した物流管理の面で中国との協力を強化する必要がある。これは貿易プロセスを加速し、顧客サービスの質を高めるのに役立つ。

   中国はデジタル技術とイノベーションで世界をリードしていることを見られ、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、ブロックチェーン、ビッグデータなどの分野で驚くべき成果を挙げている。カザフスタンはデジタルインフラの発展を積極的に推進し、デジタル化や行政サービス、情報技術の発展などの面で大きな進展を遂げており、中央アジア諸国の先頭に立つ。

   中国が提唱する「一帯一路」共同建設構想の枠組下でデジタル一体化を進めることで、同構想の参加国はデジタル経済の流れにより素早く適応できるようになる。これは変化の激しいグローバル市場において特に重要であり、カザフスタンにとっては、中国やほかの国との電子商取引(EC)やデジタル金融、AI、ビッグデータ技術などの分野での協力が一層強まることを意味する。

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