中国の研究機関、世界初のマルチモーダル地理学大規模言語モデルを発表

中国の研究機関、世界初のマルチモーダル地理学大規模言語モデルを発表

新華社 | 2024-09-27 07:46:16

   19日、地理学大規模言語モデル「坤元」の発表会であいさつする開発チームの科学顧問、中国科学院院士(アカデミー会員)、中国科学院地理科学・資源研究所研究員の周成虎(しゅう・せいこ)氏。(北京=新華社記者/李鑫)

   【新華社北京9月27日】中国の研究機関が開発した世界初のマルチモーダル地理学大規模言語モデル「坤元(こんげん)」が19日、北京市で発表された。坤元は地理学の専門的問題に対する解決策の提示、地理学文献のスマート分析、地理データ検索、地理データマイニング分析、特定テーマの地図作成などの機能を実現。地理学研究の新たな力となり、地理学上の重要発見を加速させると期待される。

   坤元は地理学に特化した専門的大規模言語モデルで、中国科学院の地理科学・資源研究所、青蔵高原研究所、自動化研究所などが共同で開発。地理を理解し、適切な図を配し、人の心を知り、地図をスマート生成することができる。

   開発チームは今後、地図分野の大規模言語モデルと地理の推論エンジンの開発を進めるとしており、地理学大規模言語モデルが地図を読み解けるようになる可能性がある。地理学研究のコラボレーションプラットフォームも構築し、科学者がデータ、モデル、研究アイデアなどの共有を通じて共同作業できるようにするという。

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   19日、地理学大規模言語モデル「坤元」の開発センターで作業する研究者。(北京=新華社記者/李鑫)

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   19日、地理学大規模言語モデル「坤元」の発表会。(北京=新華社記者/李鑫)

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   19日、地理学大規模言語モデル「坤元」を発表する開発チームの首席科学者、中国科学院地理科学・資源研究所の蘇奮振(そ・ふんしん)研究員(奥右)。(北京=新華社記者/李鑫)

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   19日、地理学大規模言語モデル「坤元」のサーバールーム。(北京=新華社記者/李鑫)

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   19日、地理学大規模言語モデル「坤元」を発表する開発チームの首席科学者、中国科学院地理科学・資源研究所の蘇奮振(そ・ふんしん)研究員(奥右)。(北京=新華社記者/李鑫)

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