中国、エネルギーのグリーン・低炭素化発展が絶えず前進

中国、エネルギーのグリーン・低炭素化発展が絶えず前進

新華社 | 2024-07-15 14:20:42

江蘇省南通市如東県に広がる漁電共生プロジェクトのソーラーパネル。(南通=新華社配信)

  【新華社北京7月15日】中国は2013年から23年にかけて、エネルギー構造の改善が進み、エネルギーのグリーン(環境配慮型)・低炭素化に向けた新たなステップを歩み続けている。

  中国国家能源局によると、石炭消費の割合が67・4%から55・3%に減少し、12・1ポイント低下した一方、風力・太陽光・水力・原子力発電やバイオマスエネルギーなどの非化石エネルギー消費は10・2%から17・9%に増え、7・7ポイント拡大した。エネルギー効率も顕著に上昇し、国内総生産(GDP)1単位当たりのエネルギー消費量の減少ペースが最も速い国の一つとなった。

  23年は再生可能エネルギー発電の新規設備容量が世界の半数以上となり、累計設備容量は世界の40%に迫った。

  エネルギーの安全保障と安定供給の水準も上昇した。一次エネルギー(石油、石炭、天然ガスなど)の総産出量は35%増えた。風力発電設備容量は7600万キロワット余りから4億4千万キロワット超と6倍近くに増加し、太陽光発電設備容量は1900万キロワット余りから6億キロワット以上と31倍に増えた。西部の電力を東部に送る「西電東送」プロジェクトでの送電能力は3億キロワットを超え、東・中部地域の電力需要の約5分の1を賄っている。長距離の石油・ガスパイプラインの総延長は10万キロ余りから19万キロと約80%伸びた。家庭向け電力消費量は1人当たり500キロワット時から約1千キロワット時にほぼ倍増した。

  エネルギーのテクノロジー水準も世界上位に入った。中国が独自に知的財産権を有する第3世代原子炉「華竜1号」など、第3世代加圧水型原子炉技術を確立したほか、世界初の第4世代原子炉技術となる山東省石島湾の高温ガス炉商業化モデルプロジェクトが完成して発電を開始した。非在来型の石油・ガス探鉱・開発、大型ガスタービンの開発でも次々と進展を遂げた。風力発電は設備製造から開発・建設、運営・メンテナンスに至る整った産業チェーンシステムを形成し、太陽光電池の変換効率は世界記録を何度も塗り替え、風力発電と太陽光発電のコストは60%、80%それぞれ低下した。水力発電の産業チェーンも世界を先行し、単体の設備容量では世界最大となる白鶴灘水力発電所が完成した。新型エネルギー貯蔵、水素エネルギーなどの先端技術の産業化ペースも加速している。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。