8日、成都武侯祠博物館で、劉備と関羽、張飛に扮して来館者にショウブを配る役者。(成都=新華社配信)
【新華社成都6月11日】中国三国時代の蜀の丞相・諸葛亮(孔明)や主君の劉備などを祭る四川省成都市の成都武侯祠(ぶこうし)博物館で10日までの3日間、文化・自然遺産デー(6月第2土曜日)と端午節(旧暦5月5日、今年は6月10日)のイベントが開かれ、訪れた人たちが蜀漢の歴史と三国時代の文化に親しんだ。
イベントは同博物館と同市武侯区文化スポーツ・観光局が主催。会場には多くの無形文化遺産が展示され、三国志の人形劇、糖画(あめ細工)、竹編み工芸、剪紙(せんし、切り絵)などが人気を集めた。無形文化遺産の保護意識を高める広報活動も行われた。
同博物館は8~10日の端午節3連休もテーマ展を開催。「劉備・諸葛亮合同展」「成都武侯祠歴史・文化テーマ展」「関公テーマ精品文物展」などが武侯祠の深い歴史文化を体現した。
豊富で多彩なイベントのほか、ミュージアムショップ「宰相珈琲」も開設。来場者がコーヒーの香りの漂う中で三国志関連グッズの買い物を楽しんだ。(記者/童芳)pagebreak
8日、成都武侯祠博物館の関公テーマ精品文物展。(成都=新華社配信)pagebreak
8日、成都武侯祠博物館で再現された三国志「桃園の誓い」の一場面。(成都=新華社配信)pagebreak
8日、成都武侯祠博物館で、三国志の人形劇を見る人たち。(成都=新華社配信)pagebreak
8日、成都武侯祠博物館の無形文化遺産バザールで、糖画(あめ細工)を受け取る子ども(手前)。(成都=新華社配信)pagebreak
8日、成都武侯祠博物館に開設されたミュージアムショップ「宰相珈琲」。(成都=新華社配信)