新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(5/17~5/19)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(5/17~5/19)

新華社 | 2024-05-20 16:23:04

 【新華社北京5月20日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、5月17~19日のニュースをお届けします。

 1.中国の博物館、23年の来館者12億9千万人

 中国陝西省西安市で18日、「国際博物館の日」中国メイン会場イベントが開かれました。中国国家文物局は開幕式で、国内の博物館が2023年に実施した展覧会は約4万件、教育活動は約38万件に上り、来場者数は延べ12億9千万人と過去最高を更新したと明らかにしました。

  中国で23年に登録された博物館は268館で、既存施設と合わせて6833館に上り、世界有数の多さとなりました。新たに登録された国家1級博物館は123館で、総数は327館となりました。無料開放政策が充実しており、すでに9割以上の施設が入館料を免除しています。

 2.中国湖南省で国際鉱物・宝石博覧会

 中国湖南省郴州市の郴州国際会展中心(コンベンション・エキシビションセンター)で第12回中国(湖南)国際鉱物・宝石博覧会が21日まで5日間、開かれています。今年は会場とオンラインを組み合わせた開催で、展示面積約6万平方メートルの会場には四つの展示・販売エリアが設けられています。

 3.中国の研究者、世界初の量子もつれベース都市圏量子ネットワーク構築

 中国科学技術大学(安徽省合肥市)はこのほど、同大学の潘建偉(はん・けんい)氏、包小輝(ほう・しょうき)氏、張強(ちょう・きょう)氏らが独立したストレージ・ノード間で単一光子の干渉を利用して量子もつれを生成し、これを基に世界初の量子もつれベースの都市圏3ノード間量子ネットワークを構築したと明らかにしました。

 この研究により、実際の量子もつれの距離は従来の数十メートルから数十キロに伸び、後に続くブラインド量子計算や分散量子計算などの量子ネットワークの応用に向けた科学的、技術的基礎を築きました。研究成果は15日、国際学術誌「ネイチャー」に掲載されました。

 4.中国企業による対独投資、23年は件数が過去最多に

 ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)は14日に発表した「2023年の外国企業によるドイツでの投資」と題するリポートで、中国企業の対独投資に対する関心が大きく高まり、23年の投資件数は前年比42%近く増え、17年以降最高を記録したと明らかにしました。

 5.保護されたユキヒョウ2頭が野生復帰 中国西蔵自治区

 中国西蔵自治区那曲(ナクチュ)市尼瑪(ニマ)県で13日、ユキヒョウ2頭が放されました。2頭は4月24日未明に同県阿索郷曲参村の羊小屋に入り込み、通報を受けた地元の野生動物保護部門により保護された後、いずれも亜成体であることが判明していました。

  保護された際はおびえていたが、管理保護ステーションで19日間を過ごし、心身の状態が安定。同部門は人里離れた羌塘(チャンタン)国家級自然保護区の中心部で2頭を自然に返しました。

 6.保護のコビレゴンドウ、間もなく海に 海南省三亜市

 中国海南省三亜市の海棠(ハイタン)湾の海岸で、1月に浅瀬に打ち上げられていたところを救出されたコビレゴンドウが、順調な回復を見せています。専門家による診断の結果、海の状況や天候などを見て、今月中に海に帰すことになっています。

  コビレゴンドウは救助された時、体中に複数の外傷があり、自力で泳ぐことができませんでした。救助された場所にちなみ「海棠」と名付けられ、保護されていました。

  以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

 

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