脈々と継承され精彩を放つ伝統の「瞻淇魚灯」　安徽省歙県

黄山市歙県瞻淇村で自身が制作した魚灯を紹介する無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪宇昉さん。（２０２３年９月６日撮影、歙県＝新華社記者／張端）

　 【新華社黄山２月１１日】中国安徽省黄山市歙（きゅう）県瞻淇（せんき）村では毎年旧暦の１月、「嬉魚灯」と呼ばれる地元の重要な民俗行事が催される。瞻淇の魚灯は、古い村の路地をまるで生きているかのように「泳ぎ」回り、全国から訪れた観光客を魅了している。

　 １９９６年生まれの汪宇昉（おう・うほう）さんは無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者で、１２歳の時に地元の村民から魚灯の制作技法を学び始めた。魚灯の販売と上演を主な事業内容とする会社を立ち上げた汪さんは、技法を伝承すると同時に魚灯に関連する文化クリエーティブ製品を開発して、魚灯文化を盛り上げたいと考えている。pagebreak

４日、黄山市歙県瞻淇村で、祠堂内に置かれた魚灯に手を添える無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪宇昉さん。（歙県＝新華社記者／張端）pagebreak

４日、黄山市歙県瞻淇村で、帰郷した大学生の汪璐悦（おう・ろえつ）さんに魚灯作りを指導する無形文化遺産「瞻淇魚灯」の伝承者、汪宇昉さん（左）。（歙県＝新華社記者／張端）pagebreak

４日、黄山市歙県瞻淇村で魚灯を制作する村民。（歙県＝新華社記者／張端）pagebreak

黄山市歙県で、村の中を練り歩く瞻淇魚灯のパレード。（２０２３年１月３１日撮影、歙県＝新華社記者／杜宇）