長城汽車、１１月の販売台数４割増

   【新華社北京１２月１０日】中国自動車大手の長城汽車が５日に発表した１１月の販売台数（速報値）は前年同月比４０・３％増の１２万２８４９台だった。うち、新エネルギー車（ＮＥＶ）は２・４倍の３万１２４８台と、前年同月比で８カ月連続の増加となった。海外販売は７６・７％増の３万５４９６台と、４カ月連続で３万台を突破した。

   １～１１月の販売台数は前年同期比１２・９％増の１１１万８２０２台。うち新エネ車は９２・３％増の２３万２１４５台、海外販売は８４・８％増の２８万２５４２台だった。新エネ車販売と海外販売はともに過去最多を塗り替え、高い伸びを示した。

   １１月の販売台数をブランド別に見ると、スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）「哈弗（Ｈａｖａｌ）」は前年同月比３９・１％増の７万５０１２台、高級ＳＵＶ「ＷＥＹ」は前月比２７・０％増の２８６６台。小型電気自動車（ＥＶ）「欧拉（ＯＲＡ）」は前年同月比４８・０％増の１万２５台と７カ月連続で月間販売台数が１万台を超えた。オフロード車「坦克（Ｔａｎｋ）」は７０・１％増の１万８５７７台と、３５カ月連続で中国オフロードＳＵＶの販売台数で首位を独走し、これまでの累計は３５万台を超えた。長城ピックアップトラックは１８・１％増の１万６２９１台と、中国ピックアップトラック市場でトップの座を守った。

   高級車市場でも進展を遂げ、販売価格が１５万元（１元＝約２０円）以上の車種の販売台数は８３・９％増の３万１５９５台に達した。同社初の高級オフロード車製造拠点である荊門工場（湖北省）では１１月２５日、１０万台目が完成し、長城汽車は質の高い発展を維持している。