【新華社北京11月20日】中国商務部の何亜東(か・あとう)報道官はこのほど開かれた記者会見で、中国の貿易は今年、圧力に耐えて強靱(きょうじん)性を示し、全体的に予想を上回っているとの見方を示した。商務部は第4四半期(10~12月)に、貿易の安定と質の向上をさらに促進するため、次の三つの「向上」に取り組んでいると説明した。
①企業の市場開拓へのサービスを向上させること。展示会の貿易促進作用を十分に発揮させ、国内外の展示会への企業参加に対する支援を強化、ビジネス人員の往来を便利にし、貿易貨物の効率的で円滑な輸送を保障する。
②貿易のイノベーション発展レベルを向上させること。新エネルギー車(NEV)の貿易協力促進や加工貿易の発展水準向上などに向けた政策の打ち出しを後押しする。越境電子商取引(EC)総合試験区の評定を展開し、優秀な試験区の手本とけん引の役割を十分に発揮させる。
③貿易向け金融サービスのレベルを向上させること。貿易への融資による支援を強化し、民間企業へのサービスを促進、中小・零細の貿易企業に対する支援を強め、輸出信用保険の引き受けの規模と範囲を拡大、企業の市場開拓の後ろ盾とする。