中国のライブコマース販売額、１～１０月は６割近く増加

   【新華社北京１１月２０日】中国商務部が１７日に発表した１～１０月の全国のオンライン小売販売額は前年同期比１１・２％増の１２兆３千億元（１元＝約２１円）で、うちライブコマースの販売額は５８・９％増の２兆２千億元超に上り、オンライン小売販売総額の１８・１％を占めた。

   中秋節・国慶節連休（９月２９日～１０月６日）期間の１日当たりオンライン小売販売額は、宿泊業が２・３倍、観光業が２・２倍、文化・娯楽業が８２・１％増、飲食業が１９・７％増となった。１０月の電子商取引（ＥＣ）プラットフォームの販売額はフィリピン産砂糖漬けドライフルーツが９２・８％、インドネシア産ヘアケア用品が６６・９％、チリ産ワインが４０・１％、コロンビア産コーヒー豆が２５・７％それぞれ増加した。

   商務部ＥＣ・情報化司の責任者によると、同部がこれまでに建設を支援した県級ＥＣ公共サービスセンターと物流配送センターは累計２６００カ所以上、農村部のＥＣ・宅配サービス拠点は１５万カ所を超えた。越境ＥＣの海外倉庫は現時点で１５００カ所以上、総面積は１９００万平方メートル以上となり、ＥＣ発展の力強い後ろ盾となっている。　

   中国物流購買連合会（ＣＦＬＰ）のデータによると、１０月のＥＣ物流指数は１１１・９と５カ月連続で１１０以上を維持した。