【新華社北京11月20日】中国新疆ウイグル自治区のウルムチ税関がこのほど発表した同自治区の1~10月の貿易額は前年同期比48・9%増の2873億3千万元(1元=約21円)だった。
中央アジア5カ国との貿易額は54・9%増え、全体の79・9%を占めた。貿易額上位3カ国はカザフスタン、キルギス、タジキスタンで、前年同期比伸び率はカザフスタンが72・3%、キルギスが33・8%、タジキスタンが93・7%だった。「一帯一路」共同建設国との貿易額は51・0%増の2701億元で、全体の94・0%を占めた。
小口国境貿易、一般貿易、保税物流など主要貿易方式による貿易額はいずれも増加し、喀什(カシュガル)、霍爾果斯(コルガス)、阿拉山口、ウルムチに設置された四つの総合保税区の貿易額は2倍の1200億8千万元に上り、全体の41・8%を占めた。
1~10月に輸出入実績があった企業2671社のうち、民間企業は2558社で、貿易額は53・3%増の2682億4千万元と全体の93・4%を占めた。外資系企業は42・2%増となり、伸び率は1~9月を14・2ポイント上回った。
貿易品目を見ると、優位性のある製品の輸出が堅調で、高付加価値製品も好調だった。労働集約型製品の輸出額は45・4%、機械・電気製品は69・8%伸び、増勢を維持した。高付加価値製品の電気乗用車(EV)、太陽電池の輸出は伸び率がそれぞれ4・6倍、3・5倍だった。