山西省の雁門関と江蘇省淮安市を結ぶプラスマイナス800キロボルト超高圧直流送電プロジェクトの山西省区間の一部。(太原=新華社配信)
【新華社北京9月18日】中国送電大手、国家電網傘下の国網山西省電力はこのほど、山西省の1~8月の域外送電量が前年同期比14・1%増の1053億9千万キロワット時に上り、2022年1~9月の域外送電量を上回ったと明らかにした。
山西省の電力網は、西部の電力を東部に送る「西電東送」、北部の電力を南部に送る「北電南送」の両プロジェクトの重要な構成部分となっており、華北・華東・華中の3地域をつなぎ、北京や河北、江蘇、湖北などの省市に送電する任務を担っている。
国網山西省電力は年初以降、省内の安定した電力供給を確保するとともに、中長期取引方式を通じ、初めて四川省に送電し、華北・南西地域の広範囲における電力の調整を推進した。