国務院の温家宝総理は21日、日本宮城県の被災地を訪問した。津波で大きな被害を受けた名取市閖上地区を訪問した温総理は、中日の次なる協力として、「中国は日本に向け、必要物資の支援をはじめとした各方面での支援を継続していく。また、中日間の観光業協力を回復させるほか、安全確保を前提に、日本農産物の輸入制限を緩和していく」との考えを表明した。また、「復興・再建は長期間にわたると見られる。中国は早急に調査団と貿易投資促進団を日本に派遣し、調査状況に基づき、協力と貿易拡大措置を制定する」としたほか、「中日両国は、防災・救災、地震・津波のモニタリングと予報、原子力エネルギー安全などの面で共同研究と協力を進め、新エネルギー・省エネ・循環経済などの面で協力を強めていくべきだ」とした。
(人民網日本語版)