中国の防災学者 温首相の福島訪問を評価

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2011-05-20 09:33:54 | 編集: 珊宁
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 温家宝首相は21日から22日にかけて、中日韓三カ国首脳会合で訪日する際、日本の菅直人首相と韓国のイ・ミョンバク大統領と共に宮城県と福島県の震災地を視察することについて、中国の学者は「たいへん有意義なことだ」と積極的に評価しています。

 北京清華都市計画設計研究院公共安全研究所の顧林生氏は、「たいへん有意義なことだ。一国の首相が被災地の福島などを訪問することにより、益々多くの中国人が日本に関心を寄せるに違いない。また、風評被害を避けることにもなる」と肯定的に見ています。

 顧氏は日本経済の復興は中国を含めた東アジア、ひいては全世界にもつながるものだと指摘した上、原発問題について、「巨大な人口を擁する東アジアにとって、代替エネルギーが見つかるまで、原発は欠かせない存在だ。新しいエネルギーを探す努力を怠ってはならないが、いまの現実をしっかりと見つめて、原発事故が二度と発生しないよう提携しあって取り組んでいく必要がある。福島を含めた三カ国首脳の被災地訪問は、今後取り組むべき課題を三国の国民に提起し、東アジアが一緒になって考えていく姿勢を示しているだろう」と語りました。

(中国国際放送局)

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