中国側は今回の会議を非常に重視している。これを契機に中日韓が以下の分野で新たな進展を遂げることを期待している。第1に自然災害対策、原子力安全保障分野の協力を強化し、自然災害への対処能力を高め、災害のリスクや損害を効果的に軽減し、共同で警戒し助け合い、共に発展を図ること。第2に次の段階の経済貿易、持続可能な発展、社会・人・文化分野の協力の重点を定め、中日韓自由貿易圏の共同研究や中日韓循環型経済モデル基地など重大事業の協力の方向性を明確化し、中日韓協力に新たな原動力を加え続けること。第3に中日韓の協力メカニズムをさらに整備し、効率的で規範化された、専門的な中日韓協力事務局を早急に設置して、中日韓協力を行政・技術・メカニズムの面から支えること。第4に重大な地域・国際問題について意思疎通を図り、国際問題における協調を強化し、さらに相互信頼を強化し、中日韓協力の政治的基盤を固めること。
(中日首脳会談について)両国首脳が顔を合わせるのは今年初めてであり、日本での巨大地震発生という特殊な背景もあって、今後一定期間の両国関係の改善と発展にとって重要な意義を持つ。中国側は今回の会談を通じて、中国人民の善意と誠意を日本人民に伝え、復興など各分野で両国の交流や協力の強化を促し、さらに中日戦略的互恵関係を拡充し、両国関係の改善と発展という良好な基調を揺るぎないものにし、強化していきたい。
(中韓首脳会談について)両国首脳にとって今年初の重要な接触だ。双方は両国関係および地域・世界の共通関心事について踏み込んで意見交換する。今回の会談を通じて、各分野での両国の交流や協力の一層の推進、戦略的協力パートナーシップの拡充について広範な共通認識が得られることを希望する。また、引き続き朝鮮半島問題における中韓の意思疎通や協調を強化し、対話を通じた南北関係の改善、朝鮮半島情勢の一層の緩和、6カ国協議の早期再開を促したい。
(人民網日本語版)