
スマート溶接ロボットシステムに作業指示を出すエンジニア。(天津=新華社配信)
【新華社天津6月21日】中国石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)傘下の海洋石油工程はこのほど、中国が独自開発した初めての海洋エンジニアリング向けフレキシブルスマート溶接ロボットシステムが天津市で稼働を開始したと発表した。
システムの設計寿命は20年、最大荷重能力は30トンに達し、中核となるソフトウエアとプロセスデータベースは100%国産化した。海洋エンジニアリングは巨大な構造物を扱い、複雑な空間で溶接箇所にアプローチしにくい、精度のコントロールが難しいといった課題を抱えるが、このシステムは高い環境適応性と作業の柔軟性を備え、これらの課題に対応できる。また溶接線の人工知能(AI)画像認識や3次元レーザー視覚によるスマート位置決め、多層多パスのスマートビード配置溶接など10件余りの技術革新も実現した。

天津で稼働を開始したスマート溶接ロボットシステム。(天津=新華社配信)
ロボットはワンクリックで起動し、製品部材の溶接を自動で行うほか、溶接軌道のスマート補正やスマート裏波溶接などの機能を備える。現時点で厚さ70ミリメートルまでの鋼材に対応可能で、1回の溶接の合格率は98%を超える。従来の溶接方式に比べ、総合効率は40%以上向上した。(記者/梁姊)

ロボットによる溶接作業のサンプリング検査を行うエンジニア。(天津=新華社配信)