中国・陝西省で西周時代の墓群発見 銅器や玉器300点出土

中国・陝西省で西周時代の墓群発見 銅器や玉器300点出土

xhnews | 2026-01-13 09:19:17

長春遺跡の発掘エリア。(西安=新華社配信)

 【新華社西安1月13日】中国の陝西省考古研究院はこのほど、同省渭南市富平県長春村にある長春遺跡の発掘成果を発表した。西周時代の墓群が見つかり、墓31基と車馬坑・馬坑5基を発掘した。

 居住区と墓地からなる大規模集落遺跡で、陝西省考古研究院が2022年8月から、渭南市博物館や富平県文化・観光局と共同で遺跡内の白家墓地を緊急発掘していた。

長春遺跡白家墓地M1号墓の椁室。(西安=新華社配信)

 同考古研究院の李彦峰(り・げんほう)副研究館員によると、墓は明確な等級差があり、うちM1、M2号墓の等級が高く、一つの外棺に二つのひつぎを納める「一椁両棺」構造を持ち、銅器や玉器、石器、漆器、貝類など300点(組)余りが出土。玉人竜合文佩や玉戈(ぎょくか)、石編磬(へんけい)など材質・技法ともに優れた精巧な遺物が確認された。一方で規模の小さな墓は単棺で副葬品に青銅器はなく、陶鬲(とうれき、鬲は礼器)や蚌圭(ぼうけい=貝殻製の板状礼器)などが出土した。被葬者は庶民とみられる。

長春遺跡白家墓地出土の石製牛首形飾り。(西安=新華社配信)

 土器や銅器の形状特性の比較やM1、M2号墓の人骨の放射性炭素年代測定を通じ、遺構の年代は西周中期後半から後期と判断された。

 李氏は白家墓地の発掘について、関中(現在の陝西省中部)東部地域の西周高等級墓の実物資料を補完しただけでなく、西周王畿(おうき)地域の政治・社会の研究を裏付ける重要な物証をもたらしたと語った。(記者/楊一苗)

長春遺跡白家墓地出土の銅車軎(しゃえい、車軸の先端部分)。(西安=新華社配信)

長春遺跡の家墓地のM1、M2号墓。(西安=新華社配信)

長春遺跡白家墓地で見つかった車馬坑のオルソ画像。(西安=新華社配信)

長春遺跡白家墓地出土の玉人竜合文佩。(西安=新華社配信)

長春遺跡白家墓地出土の石磬。(西安=新華社配信)

長春遺跡白家墓地出土の玉戈。(西安=新華社配信)

長春遺跡白家墓地出土の銅豆(どうとう、豆は高足食器)。(西安=新華社配信)

長春遺跡白家墓地出土の玉人竜合文佩。(西安=新華社配信)

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