湖南省長沙市で開かれた自動車消費促進イベントの会場。(10月1日撮影、長沙=新華社記者/丁春雨)
【新華社北京12月20日】中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会が発表した1~11月の中国自動車生産台数は前年同期比11・9%増の3123万1千台、販売台数は11・4%増の3112万7千台だった。11月の生産は353万2千台、販売は342万9千台で、前月比・前年同月比ともにプラスとなり、堅調な増加を維持した。
乗用車市場は安定し、商用車市場も好調となっている。新エネルギー車(NEV)は引き続き急増し、1~11月の生産は31・4%増の1490万7千台、販売は31・2%増の1478万台だった。11月は生産が188万台、販売が182万3千台で、新車販売に占める新エネ車の割合は53・2%に拡大した。
同協会の陳士華(ちん・しか)副秘書長は今年の自動車市場について「複数の政策の効果で国内需要が改善し、新たな原動力の喚起が進むとともに、貿易も粘り強く成長し、生産・販売いずれも最高を更新する見通しだ」と指摘した。最近打ち出した一連の政策措置も前向きなシグナルを発しており、発展への自信の向上、市場見通しの安定、自動車消費の全面的な拡大を促し、第15次5カ年規画(2026~30年)の好調なスタートに強固な基盤を築くとしている。