日本の防衛費増加は「軍国主義巻き返しの表れ」 中国国防部

日本の防衛費増加は「軍国主義巻き返しの表れ」 中国国防部

新華社 | 2025-12-05 18:07:15

中国国防部の蔣斌報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京12月5日】中国国防部の蔣斌(しょう・ひん)報道官は5日、日本政府が2025年度補正予算案で防衛費を11兆円に増やし、国内総生産(GDP)比2%の目標を前倒しで達成したとの報道に関し、「平和憲法」を突破しようとする日本の姿からは軍国主義巻き返しの勢いが見られると指摘し、誤りを続けるなら必ず人々の怒りを招くと表明した。

 蔣氏は次のように述べた。日本はここ数年、「平和憲法」の突破を図り、防衛予算を大幅に増やしただけでなく、殺傷兵器の輸出を推し進め、「非核三原則」の見直しまで検討している。軍事的な制約を加速度的に解き放つその姿からは、軍国主義が巻き返しているような勢いすら見て取れる。

 人が信用なしには身を立てられないように、国家もまた、信用なしには国際社会の舞台に立つことはできない。われわれは日本に対し、国際法が規定する敗戦国としての義務を厳格に守り、戦後の国際秩序に挑んでアジア太平洋の平和と安定を損なう行為をやめ、言動の一致を図るよう求める。日本がなおも誤りを続けるなら、必ずや人々の怒りを招き、歴史と正義の清算から逃れることはできないだろう。

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