上海市の繁華街・南京路にあるトレンドトイのショップで買い物する韓国人観光客。(7月17日撮影、上海=新華社記者/唐斯琦)
【新華社上海11月2日】中国上海市・文化観光局はこのほど、同市の今年1~9月のインバウンド観光客数が前年同期比37・1%増の632万6千人だったと明らかにした。うち、外国人は49・3%増の474万7千人となった。韓国は観光客数が最も多く、伸び率が最も高い送り出し国で、1~9月に2・2倍の62万人に上った。日本は45万4千人で2位、米国は38万3千人で3位だった。
地理的に近い国からの観光客数が急速な伸びを維持した。タイは2・1倍の31万2千人、インドネシアは61・4%増の16万3千人となった。
遠い国からの観光も活発さを保ち、うち英国やフランス、ドイツなどからの観光客数はいずれも安定的に増加した。特筆すべきは、中国がロシアの一般旅券所持者を対象にビザ免除政策を実施したことで、ロシアからの観光客が増え続け、9月は3万5千人近く、1~9月では5割増の24万人超に達した点だった。
同局は、今年通年のインバウンド観光客数が800万人を超えると見込んでいる。