草原から大空へ、ヘリ操縦士になったカザフ族の青年 中国・新疆ナラティ風景区
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草原から大空へ、ヘリ操縦士になったカザフ族の青年 中国・新疆ナラティ風景区

新華社 | 2025-03-18 16:27:45

ナラティ風景区の上空で、特定の飛行訓練をするトロベクさん。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

   【新華社ウルムチ3月18日】中国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州の那拉提(ナラティ)風景区は春の暖かさが増す中、一年で最も美しい季節を迎えようとしている。イリ河谷の上空では、カザフ族の若者、ミルベク・トロベクさん(23)がヘリコプターを操縦し、特定の飛行訓練を整然とこなしている。

   牧畜を営む家庭に生まれたトロベクさんは、幼い頃から大空への憧れを抱いていた。2023年に大学専科(日本の短大に相当)を卒業した後、ゼネラル・アビエーション(一般航空)企業の実習生となり、ヘリコプターの自家用操縦士免許と商用操縦士免許の取得に成功した。

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートでヘリを押すトロベクさん(中央)と同僚。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

   トロベクさんは現在、新疆那拉提羽泊通用航空に正式に入社し、プロのヘリパイロットとして勤務している。ナラティ風景区の知名度が高まるにつれ、大勢の観光客が風景区を訪れ、ヘリコプターに乗って「空中草原」や「杏花谷」の美しい風景を楽しむようになった。

   コックピット内のトロベクさんは、優れた操縦士であるだけでなく、魅力あふれる新疆の熱心な案内人でもある。所属する会社では、空中遊覧ツアーの他にも、周辺鉱区での医療救護、航空機による種まき、肥料の空中散布などの業務を担っている。操縦士免許を取得してからの累計飛行時間が既に430時間を超えたトロベクさんは、「将来は教官資格を取得して弟子を育て、私のような牧畜民の子どもがさらに多く青空を飛び回れるよう手助けしたい」と話している。(記者/丁磊)

ナラティ風景区の上空で、特定の飛行訓練をするトロベクさん。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

ナラティ風景区で観光客に広大で美しい新疆について紹介するトロベクさん。(3月10日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、特定の飛行訓練を終え、先輩操縦士の渠敬偉(きょ・けいい)さんから褒められるトロベクさん(左)。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、格納庫にあるヘリコプターの通信設備を点検するトロベクさん。(3月4日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

ナラティ風景区の上空で、特定の飛行訓練をするトロベクさん(左)と上司の渠敬偉(きょ・けいい)さん。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

イリ・カザフ自治州新源県の新華書店で、本を買い求めるトロベクさん。(3月9日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空で業務研修を受けるトロベクさん(左)と同僚。(3月8日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、特定の飛行訓練を終えたトロベクさん。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、離陸前にヘリコプターの見回り点検を行うトロベクさん(右)と整備士。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、離陸前にヘリコプターの見回り点検を行うトロベクさん(右)と整備士。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

仕事の合間に馬に乗ってナラティ風景区を散策するトロベクさん。(3月10日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、離陸前に機内設備を点検するトロベクさん(右)と整備士。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

仕事の合間に馬に乗ってナラティ風景区を散策するトロベクさん。(3月10日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

ナラティ風景区の上空で、特定の飛行訓練をするトロベクさん(右)と上司の渠敬偉(きょ・けいい)さん。(3月5日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空の職員宿舎で、教官と飛行に関する知識を復習するトロベクさん(左端)。(3月8日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

新疆那拉提羽泊通用航空のヘリポートで、ヘリコプターを固定するトロベクさん。(3月4日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

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