中国銘茶「碧螺春」の派生商品が続々登場 江蘇省蘇州市

中国銘茶「碧螺春」の派生商品が続々登場 江蘇省蘇州市

新華社 | 2025-03-18 16:30:17

15日、茶葉を炒る職人。(蘇州=新華社配信)

   【新華社南京3月18日】中国江蘇省蘇州市で15日、洞庭山碧螺春(へきらしゅん)茶の摘み取りが始まった。摘み取りは4月中下旬まで続き、生産量と価格は昨年とほぼ同水準が見込まれる。

   碧螺春茶は同市呉中区の太湖に浮かぶ洞庭山の東山と西山で生産され、中国十大銘茶の一つに数えられる。原産地である同区は、碧螺春茶の文化や産業、技術の連携による発展を推進しており、同茶と若さや革新性、トレンドなどを組み合わせた派生商品が、若い世代の注目を集めている。

16日、2025蘇州太湖洞庭山碧螺春茶ブランド大会で展示された碧螺春茶の派生商品。(蘇州=新華社配信)

   16日には「2025蘇州太湖洞庭山碧螺春茶ブランド大会」が開催され、市内の製茶企業、蘇州三万昌茶葉の張建良(ちょう・けんりょう)董事長が、碧螺春茶の派生商品について紹介した。張氏によると、ここ数年、同社が研究開発を強化しており、若者が好む桃酥(中国風クッキー)やミルクティー、アイスクリームなどを製造した。特に桃酥は昨年の発売開始以来、月間販売数が5千~8千箱と安定した人気を誇っているという。

15日、蘇州市に広がる茶畑。(蘇州=新華社配信)

   同市農業農村局の宋建華(そう・けんか)副局長は、強力な産業チェーン育成プロジェクトを通じて、碧螺春を使った新しいスタイルの茶飲料の開発や茶葉産業チェーン中核企業の育成を進めることで、千年の歴史を持つ碧螺春の味わいを現代の生活に浸透させると述べた。(記者/劉巍巍)

15日、蘇州市で碧螺春茶を摘む茶農家。(蘇州=新華社配信)

16日、2025蘇州太湖洞庭山碧螺春茶ブランド大会で、茶芸のデモンストレーションを行う茶芸師。(蘇州=新華社配信)

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