13日、上海市内にあるアルディの店舗。(南京=新華社配信)
【新華社南京3月17日】世界的に有名なスーパーALDI(アルディ)は13日、メディアデーを開催し、中国江蘇省への進出を発表した。4月19日に同省の蘇州と無錫両市にそれぞれ1店舗をオープンする。上海に根を下ろして6年、初めての上海以外への出店となる。
アルディは今回の江蘇省でも依然「低価格優位」の原則を貫き、8割を超える現地サプライヤー資源を統合することで、現地市場に機敏に対応するとともに、自社のハイレベルな国際品質管理に依拠して商品の品質を確保する。
13日、上海市内にあるアルディの店舗。(南京=新華社配信)
同社はコスト削減による利益還元のために13のプライベートブランド(PB)を開発しており、PB商品が全体の9割以上を占める。これまでに2千種類近いPB商品を発売し、約400種類の商品について長期値下げを実施している。
アルディ中国の陳佳(ちん・か)董事総経理は、同社が今後も長期的な視点に立って発展の道筋を定め、「高品質で低価格」な品ぞろえで華東地域の人々の暮らしに寄り添い、より着実なペースで全面的な現地化展開を推進していく方針だと明らかにした。
13日、上海市内にあるアルディの店舗。(南京=新華社配信)
アルディはドイツで家族経営の食料品店として創業、約百年の時を経て、現在では世界中に1万3千以上の店舗を構え、ドイツ、オーストリア、中国、米国、オーストラリア、英国、ハンガリーなどで事業を展開している。全米小売業協会(NRF)が発表した2024年の「世界の小売企業トップ50」では4位にランクイン。同社は19年に上海に初のパイロットショップを開設し、これまでに上海で65店舗を展開している。(記者/劉巍巍)
13日、上海市内にあるアルディの店舗。(南京=新華社配信)
13日、アルディ中国の陳佳(ちん・か)董事総経理。(南京=新華社配信)