中国掘削機指数、1~2月上昇 インフラ投資が好調

中国掘削機指数、1~2月上昇 インフラ投資が好調

新華社 | 2025-03-16 12:16:33

   【新華社北京3月16日】中国の建設機械大手、三一重工が発表した「掘削機指数」によると、2025年1~2月の建設機械の平均稼働率は37・4%で、前年同期より2・9ポイント上昇した。産業用モノのインターネット(IIoT)ソリューションプロバイダー、樹根互聯技術のプラットフォームに基づき、主要建設機械の稼働率や稼働時間を踏まえて算出した。

   中国では1~2月、建設工事が回復と好転の傾向を示した。主要装置のうち、掘削装置の稼働率は42・6%で、前年同期の38・8%を3・8ポイント上回り、上昇幅が最も大きかった。

   稼働率を地域別にみると、中部は44・3%で、前年同期の38・3%より大きく上昇し、伸び率が最も大きい地域となった。

   春節(旧正月)明けに企業が相次いで操業を再開し、生産・経営活動は加速した。季節的要因と政策効果が経済回復をけん引した。2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比1・1ポイント上昇の50・2で、好不況の節目となる50以上を回復し、製造業の景況感の大きな改善を示した。

   25年初めに大型インフラ事業が相次いで開始されたことで、鉄道、道路、エネルギーなどの分野の投資は拡大した。2月の吊り上げ装置稼働率は56・6%で、その他の主要装置を大きく上回った。

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