
5日、九所種子博物館の外観。(海口=新華社記者/陳子薇)
【新華社海口3月11日】中国海南省定安県富文鎮九所村にある種子博物館が今年初め、無料公開を開始した。敷地面積は約120平方メートル、種子800種余りを収蔵し、種子の分布地形、用途、サイズなどで分類、展示されている。
富文鎮の呉英艶(ご・えいえん)共産党委員会書記によると、村民は農業を愛し、種子を収集する習慣があり、博物館に展示されている種子の重要なコレクターと言える。村民が収集した中には、省内によくある農作物の種子や、山奥の林に分布する野生植物の種子もあるという。

5日、空から見た九所村のアウトドアレストランと菜園。(海口=新華社記者/陳子薇)
一般的な博物館とは違い、この種子博物館は地元の農村との結びつきが非常に強い。村民は種子を提供するだけでなく、博物館の日常的な運営も担当、解説員を務める人もいる。博物館の建物も、80歳を超える一人の村民が、農村の発展のためにと、代々受け継いできた家屋を無償で提供した。
村内には種子博物館以外にも、「応接室」やアウトドアレストラン、菜園などの関連施設とプロジェクトがある。農閑期、村民は応接室でお茶を飲み、おしゃべりを楽しむ。観光客も応接室で休憩し、村で買った種子の播種体験、自身で収穫した有機野菜をレストランで味わうことができる。

5日、九所種子博物館の一角。(海口=新華社記者/陳子薇)
呉書記は今後について「種子に関連した学習コースやワークショップを導入し、村を環境保全型農業、教育、観光、文化体験などを一体化した農村文化観光複合施設として発展させていく」と紹介。「種子の保護を通じて、グリーン(環境配慮型)小規模菜園や有機農業栽培拠点など新たな発展モデルへと広げ、ゼロ炭素・低炭素、環境に配慮した住みやすい村づくりにも取り組みたい」と語った。(記者/陳子薇)

5日、九所種子博物館で展示を見学する観光客。(海口=新華社記者/陳子薇)

5日、九所種子博物館の文化クリエーティブ製品。(海口=新華社記者/陳子薇)

5日、空から見た九所村の菜園。(海口=新華社記者/陳子薇)

5日、九所応接室で飲み物を注文する観光客。(海口=新華社記者/陳子薇)