成都ハイテク産業開発区のGDP、24年は6・0%増 中国四川省

成都ハイテク産業開発区のGDP、24年は6・0%増 中国四川省

新華社 | 2025-03-10 15:54:04

四川省成都市の成都ハイテク産業開発区。(成都=新華社配信)

 【新華社成都3月10日】中国四川省成都市の成都ハイテク産業開発区(成都高新区)はこのほど、2024年の域内総生産(GDP)が前年比6・0%増の3490億3千万元(1元=約20円)だったと明らかにした。一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の総生産額は8・2%増の6021億1千万元、一定規模以上のサービス業の売上高は10・6%増の3116億8千万元だった。貿易額は5472億3千万元に上り、成都高新総合保税区の貿易額は全国の総合保税区の中で首位を維持した。

 24年は成都高新区で現代的産業システムの構築が加速し、電子情報、バイオ医薬、デジタル経済という優位性がある三大産業の規模は10・4%増の6934億元、誘致した市級重点産業化プロジェクトは39件に上った。

 高新区の低空経済、人工知能(AI)、インテリジェントコネクテッドビークル(ICV)などの産業への布石も加速した。中国自動車大手の浙江吉利控股集団傘下で「空飛ぶクルマ」などを手がける沃飛長空(AEROFUGIA)が、総投資額100億元のグローバル本部プロジェクトに着工したほか、500社余りのAI企業が集まり、46の大型AIモデルを育成している。

 産業競争力が着実に向上し、科学技術イノベーション体系の整備が加速した。24年の国家級イノベーションプラットフォームは2カ所増の68カ所となった。戦略的プラットフォームが7カ所設立され、81件のオリジナルの成果を収めた。

 ビジネス環境の改善と高度化が進んだ。24年の新規登録企業は15・9%増の4万5千社、上場企業数は2社増の55社となった。同区に集まった各種人材は80万人を超え、ハイテク企業は4869社、国家級「専精特新(専業化、精細化、特色化、斬新化)」の特徴を備える小巨人企業(大きな成長が見込まれるスタートアップ企業)は142社となった。

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