世界のソフトパワーランキング、中国が２位に

　【新華社ロンドン２月２４日】英コンサルティング会社ブランド・ファイナンスが２０日に発表した２０２５年の「世界ソフトパワー指数」で、中国は前年の３位から順位を上げ２位となった。首位は米国が維持し、３位以下に英国、日本、ドイツが続いた。

　同社によると、中国は２４年以降、ソフトパワーの主要８項目のうち６項目で大きく成長したほか、具体的指標の３分の２が顕著に上昇。「一帯一路」構想の推進、持続可能な発展の強化、国内ブランドの影響力の持続的な拡大などを要因に挙げた。

　同社のヘイグ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「中国のソフトパワー向け投資は効果が表れており、２５年の順位は初めて英国を抜いた。中国の経済的魅力の持続的向上、自国の文化的特色の発信、安全保障やガバナンスの強化などの成果を反映している」と語った。

　ブランド・ファイナンスは世界１００カ国を超える１７万人以上を対象とした調査に基づき、国連加盟１９３カ国の国際イメージを評価している。同社の調査は、国家ブランドの調査の中で最も認知度が高い調査の一つとなっている。