中日メディア・シンクタンク人文交流会で輝く江蘇の工芸品

中日メディア・シンクタンク人文交流会で輝く江蘇の工芸品

新華社 | 2025-02-22 19:00:09

   【新華社東京2月22日】新華社と在日本中国大使館が主催する中日メディア・シンクタンク人文交流会がこのほど東京で開かれ、両国のメディアやシンクタンクの代表、友好人士ら約160人が参加した。

   会場には中国の文化展示エリアが設けられ、江蘇省からは中国四大刺繡(ししゅう)の一つ蘇州刺繡や緙絲(こくし=つづれ織り)、無錫市伝統工芸品の泥人形「恵山泥人」、宜興市の紅茶と紫砂壺(陶器)、南京市の絹織物「雲錦」「藍印花布」(藍染の布)などの無形文化遺産の工芸品が来場者の注目を集めた。

18日、江蘇省のブースを見学する来賓。(東京=新華社配信)

   中国工芸美術の巨匠で国家級無形文化遺産「蘇州刺繡」の代表的継承者、姚建萍(よう・けんぺい)氏の作品は、来賓から高く評価された。

   日中友好議員連盟幹事長の近藤昭一衆議院議員は「私のふるさとの名古屋市と南京市は友好都市で、前回南京を訪問したのはもう4、5年前になる。歴史と現代が融合する都市を再び訪れる日を心待ちにしている」と語った。

18日、中日メディア・シンクタンク人文交流会の会場に設けられた江蘇省のブース。(東京=新華社配信)

   江蘇省と日本は地理的にも文化的にも深い絆で結ばれている。約1300年前、唐代の高僧、鑑真(がんじん)は故郷の揚州から出航し、幾度もの渡航失敗を乗り越えて日本への上陸を果たした。その約700年後、栄林周瑞(えいりんしゅうずい)禅師は蘇州で修行中に江蘇の名茶「碧螺春(へきらしゅん)茶」と出合い、茶の種を日本に持ち帰って栽培、有名な「八女茶」の始まりとなった。

   江蘇省は豊かな無形文化遺産を誇り、昆曲や古琴、剪紙(せんし=切り絵)、南京雲錦など計11件が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、中国で最も多い。

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