18日、中日メディア・シンクタンク人文交流会の会場で武夷岩茶を味わう参加者。(東京=新華社配信)
【新華社東京2月22日】新華社と在日本中国大使館が18日に東京で主催した中日メディア・シンクタンク人文交流会では、会場に茶席が設けられ、参加者が銘茶の武夷岩茶を共に味わいながら、お茶の香りの漂う中で理解と友好を深めた。
福建省の茶葉生産・販売会社の熹茗茶業が中国茶文化を代表する企業の一つとして招待され、茶席での実演や無形文化遺産の展示、茶文化交流を通じ、中国茶の魅力を来場者に披露した。
18日、中日メディア・シンクタンク人文交流会の会場で記念撮影する参加者。(東京=新華社配信)
茶席では福建省武夷山で産出されるウーロン茶の一種、武夷岩茶が茶師によって振る舞われた。武夷岩茶は2022年に中国茶文化が国連の無形文化遺産に選ばれた際にも言及されている代表的な銘茶。会場では厳選された「牛魁(肉桂)」「樅宗(水仙)」の2銘柄が用意され、古式の炭焙で引き出された岩茶特有の香りや味わいを楽しみ、中国伝統の製茶技術の高さを体感する場となった。
試飲した来場者からは「一口目からまろやかで、余韻が長く残る」と感嘆の声が上がっていた。「会場に入ってすぐ茶器とお茶の香りに引き付けられた。衣装も茶文化の美しさを引き立てている」。宋代の書籍を模したパッケージのお茶のギフトセットや十二支をモチーフにした限定茶葉も展示され、多くの人の関心を集めた。
18日、中日メディア・シンクタンク人文交流会の会場で記念撮影する参加者。(東京=新華社配信)
中国茶は世界的に広がり、東洋文化の魅力を伝える窓口となっている。近年ますます盛んになっている中日文化交流においても、双方に根付いた茶文化は重要な懸け橋の役割を果たしている。今回の交流会でも、両国の参加者が茶を味わい、鑑賞し、語り合う中で、茶文化への理解を深めると同時に、今後の文化交流や協力に新たな道を開いた。