エアバスA350無塗装機が中国到着 今年初、塗装後に引き渡し

エアバスA350無塗装機が中国到着 今年初、塗装後に引き渡し

新華社 | 2025-02-17 08:22:22

11日、天津浜海国際空港に到着した無塗装のエアバスA350。(天津=新華社配信)

   【新華社天津2月17日】欧州航空機大手エアバスの旅客機A350の無塗装機1機が11日、フランスのトゥールーズから中国の天津浜海国際空港に到着した。天津にあるエアバスの最終工程施設「ワイドボディー・コンプリーション・デリバリーセンター(C&DC)」で完成させ、引き渡す。

   中国で最終工程を行うエアバスワイドボディー機の国内到着は今年初めて。既に国外で組み立てられ、安全に飛行する条件を備えており、天津では客室の設置、機体の塗装、飛行テスト、引き渡しなどを行う。

   天津では2008年9月にエアバスにとって欧州以外で初となる航空機生産ラインが稼働。C&DCは2017年9月20日、同じく欧州外初の施設として開設された。A350の最終工程作業は2020年に始まり、2024年末までにA320シリーズ767機、A330シリーズ16機、A350シリーズ25機を引き渡した。

   エアバスのグローバル副社長、エアバス中国の最高経営責任者(CEO)を務める徐崗(じょ・こう)氏は、中国はエアバスの世界最大の国別市場で、中国の顧客への納機数は全体の約2割を占め、中国での市場シェアも2008年の約20%から50%超になったと紹介した。

   エアバスは今年、中国本土市場進出40周年を迎える。徐氏は、今後も「中国に根を張り、力を集めてウィンウィンを目指す」という発展戦略を堅持し、中国航空業界のより多くのパートナーと手を携え、中国航空業の質の高い発展を共に支えていく考えを示した。

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