春節に彩り添えた無形文化遺産 内モンゴル自治区

春節に彩り添えた無形文化遺産 内モンゴル自治区

新華社 | 2025-02-10 15:43:34

5日、フフホトで披露された高足踊り。(フフホト=新華社配信)

 【新華社フフホト2月10日】中国内モンゴル自治区では春節(旧正月)の連休期間(1月28日~2月4日)中、無形文化遺産を紹介する多彩な催しが各地で行われ、祝日の雰囲気を盛り上げた。

 フフホトで開かれた新春文化廟会(びょうえ=縁日)は市民や各地からの観光客で連日にぎわい、伝統行事「社火」や無形文化遺産の工芸体験、伝統グルメなどが人々を楽しませた。

5日、フフホトで披露された高足踊り。(フフホト=新華社配信)

 通遼市では今年、溶かした鉄を空に向けて振りまく「打鉄花」や伝説上の動物「麒麟(きりん)」の巡行、炭を入れた鉄の籠を揺すって火花を散らす「火壺」など多彩な無形文化遺産の公演が行われたほか、各地の伝承者が嘎査(ガチャ=モンゴル族の村)や社区(コミュニティー)を訪れ、モンゴル族の民間芸能「好来宝(ホルボー)」や剪紙(せんし=切り絵細工)、烙画(焼き絵)、花饃(ホワモー、飾り蒸しパン)などを披露した。

5日、通遼市で行われた麒麟の巡行。(通遼=新華社配信)

 通遼市ホルチン左翼後旗の更給嘎査では、無形文化遺産伝承者の白泉(はく・せん)さんが村民らと車座になり、四胡(4弦の胡琴)を奏で、ホルボーを歌い、ふるさとへの深い愛着と生活への賛美を表現した。

 ホルボーは2008年に国家級無形文化遺産に登録され、ホルチン左翼後旗は自治区から「ホルボー芸術の里」の称号を授与された。同旗には現在、ホルボーの歌い手が300人余りおり、毎年100回以上公演している。

 市場の活力喚起と消費の活性化を目的にフフホトで春節前に開かれた第8回内モンゴル自治区無形文化遺産年貨(年越し商品)フェスティバルでは、自治区各地の商品が並び、人気を集めた。(記者/哈麗娜)

5日、フフホトで開かれた年越し商品フェスティバル。(フフホト=新華社配信)

5日、通遼市で披露された打鉄花。(通遼=新華社配信)

5日、フフホトで披露された「空中飛竜」。長さ10メートルの4体のカラフルな竜が音楽に合わせ、戯れながら空を舞う。(フフホト=新華社配信)

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