無形文化遺産の古代製紙技術で観光業に新たな活力 中国貴州省

無形文化遺産の古代製紙技術で観光業に新たな活力 中国貴州省

新華社 | 2025-02-05 16:40:25

押し花付紙製ランプの完成品を展示する従業員。(遵義=新華社記者/劉勤兵)

 【新華社貴陽2月5日】中国貴州省遵義市播州区の花茂村にある製紙工房「花茂人家」では、張勝迪(ちょう・しょうてき)さんが若者たちを指導しながら、押し花を施した紙製のランプ作りに精を出している。

 張さんは無形文化遺産の古代の製紙技術を伝承するため数年前、故郷に戻り工房を立ち上げた。今ではその工房が村の特色ある観光業の代名詞ともなっている。紙製ランプのほか、伝統的な無形文化遺産の技術を用いて制作した油紙傘や押し花付きノートなどの手工芸品が、独特の魅力で国内外の観光客の目を引き付けている。

花茂村の製紙工房「花茂人家」で、押し花付き紙製ランプの創作過程を紹介する伝承者の張勝迪さん。(遵義=新華社記者/陳嫱)

 張さんのチームは昨年末、古代製紙技術と押し花アートを組み合わせて制作した押し花付紙製ランプを海外の展示会に出展、高い評価を受けた。(記者/周宣妮)

花茂村の製紙工房「花茂人家」に並んだ押し花付き紙製うちわ。(遵義=新華社記者/劉勤兵)

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