【新華社北京2月5日】中国商務部の報道官は4日、米国が1日に中国の関連製品への10%の追加関税を発表したことについて、中国は自身の合法的権益を守るため、既に米国の課税措置を世界貿易機関(WTO)に提訴したと明らかにした。
報道官は次のように述べた。米国が中国からの輸入品に追加関税を課すことは、WTOの規則に著しく違反しており、性質が悪く、典型的な一国主義と保護貿易主義のやり方である。米国のやり方はルールに基づく多国間貿易体制を深刻に損ない、中米両国の経済貿易協力の基盤を破壊し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定を乱している。米国は何度も一国主義で多国間主義を凌駕し、多くのWTO加盟国から強い非難を受けている。中国は米国のやり方に断固反対し、米国に間違ったやり方を直ちに是正するよう促す。
中国は多国間貿易体制の確固たる支持者であり、重要な貢献者でもある。われわれは他のWTO加盟国と共に、一国主義と保護貿易主義による多国間貿易体制に対する挑戦に対応し、国際貿易の秩序ある安定的な発展を守りたい。